中庸は表現としては弱い。
その本質はすでに語りきられていて、新たなメッセージになりにくい。
インパクトのある思想、表現、成果というのは
偏りの極みにある。
主義やイデオロギーはそう呼ばれること自体
ある部分への過度なフォーカス、偏重であることを示している。
デカルトだってピカソだってアインシュタインだってスティーブ・ジョブスだって
ひとつの偏りの極みからインパクトを届けた。
一方、真ん中のことは、だいたい2000~3000年前に解き明かされ
すでに当然のこととして共有されている。
「インパクト」を重視するなら、あえて偏るという戦略も必要なんだろう。
ーー追記ーー
しかし、いくつかの偏りをもって
そのふれ幅の中で全体像が描けるようになればバランスは保たれる。