”個人商店の集まり”としてのプロフェッショナルファームがあるというなら、
そのフィーが、各個人商店の合計の何倍にもなる意味を考えてみるべきだと思う。
プロジェクトを個人に依頼するのでなく、プロフェッショナルファームに依頼する理由を
クライアントの立場から捉えると、大きくは以下の3点だと思われる。
1.インフラレバレッジ:
長期視点での投資が可能な余裕のある組織に
蓄積された価値、すなわちインフラ/ナレッジの活用
2.シナジー:組織/チームで働くことによる相乗効果
・インタラクション
- 相互作用による知的品質の向上
- 刺激によるエネルギー、モチベーションレベルの維持
・スペシャライゼーション
- チーム内での最適分業を明確にすることによる生産性向上
- ジェネラリストには到達しない深さでの専門性による価値提供
3.保証:アウトプット品質の約束
・不良品(無価値な”プロ”)を提供しないという約束
-スクリーニング/チーム編成責任
-育成責任
・未達成時のてこ入れ、リソース投入(持ち出し)
もし自分の組織が、上記を提供できていないと感じるのであれば
プロフェッショナルサービスファームであるという看板を下ろすべきであるし、
また、自分がその一員であるならば、独立してしまった方がよいのではないだろうか、
そう思う。
なぜ組織でやっているのか
なぜ自分はここにいるのか