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temporary 仕事 もやもやメモ

(8ヶ月のプロジェクトの総集編として)
一ヶ月まわしてきたプロジェクトは”すごく成功”ということだった。

しかし役割として機能したけれど、人間として機能しただろうか。
もやもやした気持ちを抱えつつ、プロジェクトをきちんとクローズしてきた。

そう、クローズしたのだ。それがこのもやもやの原因なんだと思う。
人間関係はプロジェクトじゃないから、通じ合っていた水路をきちんと”閉じる”なんていうのは
不自然なことなんだろう。
それはプロジェクトベースだったり日雇いで働く”プロフェッショナル”の定めなのかもしれないけれど。

まあ、それにしても、チームリーダーなり役員からいろいろとお褒めの言葉も頂いたし、
やっぱり8ヶ月もかけて事業戦略から組織、ブランドまで、中期経営計画の骨子をつくってきた、
というのは一つの自信になるかもしれない。

ーーー

役員は「そのフレームにはいつも感心するんだよね」といってくれた。

確かに僕が提供している価値の大部分は、適切な経営視点で課題を捉えるためのフレーム創出/適用だと思う。

けれど、フレームの受け取られ方について、2つしっくり来てないこともある。

一つ目は、フレームは答えを見据えていないと作ることができない、ということ。
 (これは別に分かってもらわなくていいのだけれど)

二つ目は、フレームを渡しても素人が使うとケガをするだけ、ということ。

今回は、二つ目を痛感したプロジェクトでもあった。
明快なフレームはよく切れるナイフのようなもので、その切れ味が楽しくなるのか乱用・誤用が絶えない。
(それは、クライアント内部にとどまらずコンサルティングチームでもそうだったりする。)
何度も言うようにフレームというのは、個別特有の課題、というものにぴったりと対応している。
だからよく切れるし適切なメッセージを出す実用性があるのであって、
それを異なった次元の課題に適用しても意味をなさないのだ。
(・・・こんなことは、フレーム初歩の初歩、基本動作、なのだけれど。。)
それに、いつも言うけれど、フレームはあくまで仮構、
課題が解けたら/答えが出たら、そんなものは捨ててしまったほうがいい。
扱うべきは枠でなくて実体なんだから。

フレームは乱用されるから、やっぱり答えを出すところまで、手を離しちゃいけないんだな。

ーーー

そんなことも実感しつつ。

ちょっとまだモヤモヤしてるけど、しばしまた休息。週末思い切り遊ぼうっと。

ーーー追記ーーー

いや、そういう問題じゃないんだよな。
そういう次元の問題じゃないんだよな。

ーー再追記ーー

最近のモヤモヤの原因は
正面から本気でぶつかっていない、からなんだ。
手加減するしブレーキをかけてる。

本気でない相手にはぶつかれない。
本気の人たちと仕事をしよう、と思う。
by kuniakimat | 2006-09-29 19:25
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