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メモ セミナー合宿

友人の誘いでふらりと参加したセミナーが意外に楽しめた。
(というか予想外に濃くて圧倒された)

健康改善のセッションが参加の主目的だったのだけれど、
これは実際なかなかよくって、健やかになりそうな期待大。
さっそく体が軽くなった気がする。
(もともとの健康管理があまりに杜撰なのだけれど、、)
こういうのに絶対的な最適解はないと思うけれど、
一つのやりかた、を知っているというのはなかなかよい。

それに加えて、仕事生活を楽しむヒントが、いくつか再認識できた。
なるほど、確かにそうだ、と思う気付きもあるし、
自分なりに試行錯誤に身に着けてた技の背景にある原理なんかも整理されてよい。

いいなと思う内容をまとめてみると結構当たり前のことばかり。
でも当たり前でもやってなかったと思うところもあり。

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良い状態を保つ。
そのために”よくない”習慣を断ち切る。
そのときに行動を変えようとするより、
それがなぜ”よくない”のかを想像したり実感したり/させたりするのがよい。
(連想体系への働きかけ)

やると決めてやる。
やるか、やらないかしかない。
やると”決まった”ことは自然に達成するようになる。
(成功哲学の定番:願えばかなう)

”当然”の基準を下げない。
そのために友達や環境は選ぶ。
または基準を上げるように自分から働きかける。

出来る人からコツを学ぶ。
その道のプロからポイントを学ぶ。
まず、何をできるようになりたいかを定める。
できるイメージを得る。

気持ちで動く。
自分の目的/成果や時間を気持ちで管理する。
「したいこと」があるのではなく「得たい気持ち」がある。
(マネジメントのレベルを機能から心理に上げる)

夢を語る。
未来に得たい気持ちによって人と共有・共感していく。
チーム・組織は作業や活動でなく、ビジョンで束ねていく。
そういう仲間・パートナーと関係を築く。
(ビジョナリーリーダー)

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そのほか、ビジネス上で役立つヒントも多くあった。
・プリフレーミング
・ラポール
・フォーカス
・委任 などなど

本で学ぶのいいけれど、
こういうを実践や体感で学ぶのもまた面白い。

(先述の儀式的側面があるので、不要な人には不要)

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<体系整理メモ>

深くあること
・内容の深さ: 活動⇒結果⇒変化⇒目的/課題⇒気持ち⇒(理念/価値)
・関係の深さ: 開示/理解⇒受容/優位⇒共有/共感

深く共有することにはエネルギーがいるけれど、
そこに、温かさ、強さ、柔軟性、大きさなんかがあるんだと思う。

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濃くあること
・時間の密度(すごい)
・人間の密度(いい)
・空間の密度(美しい)

生産性向上は時間の密度(すごさ)を強調していて
それは人間同士の距離を遠くしてししまったり、
自然である美しさも忘れられてしまうことが多い。
やっぱり3元のトータルでどうあるか、に基準をおきたい。

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連想体系の統合
・マネジメント:個人としての良い連想体系から良い習慣の確立
・コラボレーション:個人と組織の連想体系の結びつけ
・マーケティング:商品と顧客の連想体系の結びつけ

ブランドコンサルティングの仕事で、連想体系を扱うことが時々あったのだけれど、
これはなかなか本当に重要な概念だなあと思った。
もう少し連想体系の構造を理解して、面白くインパクトのあるアプローチが作れそうだ。
勉強しよう。楽しみ。

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ーーー追記ーーー

"基準が低い"人といて、いらいらすることがある、けれど、
基準の範囲を相対基準に広げるとポジティブに捉えられたりする。
何を言っているかというと、たとえ相手の基準が低いな、と感じていても
一緒にいる時間の間で、基準が上げられるなら、その増分を評価するということ。

BtBで一流の顧客を相手に仕事をしているときは、絶対基準が楽しいのだけれど、
BtCでマスの生活者を相手に仕事をするときは、変化を基準にすればいいんだな、と思った。

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「豊かな世界観を持ち、それを多くの人と温かく共有すること」

ーーー追記ーーー

しかし、一番の気付きは、動機はコントロールできる、ということかもしれない。
これまでの僕は、気持ちは湧き上がってくるのを待つ、とか
人は幼少時に形成された動機で分類される、とかいう姿勢だったけれど、
連想体系に働きかければ動機はコントロールできるんだな。

しかし、そのとき次に問題になるのは、動機をコントロールする動機はどこからくるのか、
という点で、そう考えると、やっぱり生来の性格っていうのは大きいんだろうな。

いや、ほんと面白いセミナーだった。

ーーー追記ーーー

まあ、本音を言うと、スキルとして直接学んだものも大きいけれど、
感じた違和感も大きく、それで考えさせられたことがたくさんあった。
ただ、思うのは、影響力を発揮しようとするときに本質/善意が歪められるというのは
避けるのが難しいトレードオフであって、
大物でありながら本物であるのは大きなチャレンジなんだということ。

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したい活動があるのでも、欲しい成果物があるわけでもなく
得たい気持ちがある。

得たい気持ち、で時間や生活や関係を見直してみる。
by kuniakimat | 2006-05-06 14:00
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