それぞれ違うのを分かったうえで
世界観を少しでも共有したいと思う。
だから僕らは会話をするのだし、
それができないときには、作品にするかもしれない。
どちらにしたって、一度に全て重なるようなものじゃないから
すこしずつ溶け合わせ、分かり合っていく。
そうやって、時代の世界観が作られていく。
毎日ちょっとずつの違和感や刺激を吸収しながら、
人間の世界観、日本人の世界観の流れに自分の世界を寄り添わせていく。
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友達と会話したりブログを見たりしながら互いに寄り添っていく感覚があって、
あぁ、こういうふうに流れってできていくんだなあ、と実感する。
作品でも主張でもない、日々の雑感のなかから
互いの世界観を感じとっていく。
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世界観のそのままの表現がブランドなんじゃないかと思っている。
市場で交換される価値の中心は
カネ・モノ・ヒト、信頼、安心、とその抽象性を上げてきて
(それは多分、具体価値の市場が飽和したから)
これからは世界観の交換がより大事になってくるだろうと思っている。
それをブランドと呼んでみよう。
ーーー追記ーーー
ブランド/世界観は示されるものだけれど、
構築され、完成されるものではないんだろうなと思う。
世界観は生き物であって、流れに寄り添って、
流れの中で存在する意味を持つ。
普遍の世界観があるのだとしたら、
それは普遍の世界観なんてない、という世界観かもしれない。