美しさっていうのは
「そういうものなんだ」という世界が
そのままの姿を現しているときに感じるものだから、
それが、苦しみや切なさや醜さや複雑さであったとしても、
弱さや敗北や憎しみや別れであったとしても、
それらを僕らがこの世界の自然な姿だと思っているとき、それは美しいのだ。
この世界は美しい、
そう思っているから、僕らは世界を見つめ、美しいと思う。
僕はいつからか、自然にはかなわないと思うようになったから、
自然なもの、自然な人、自然な行動、自然な感情を、美しいと思う。
本物はいつだって美しいのだと思っている。
その世界観に照らして自然なものを美しいという。
ーーー追記ーーー
だから、もし世界が美しいと思えなくなってるんだとしたら、
無意識に持っていた世界観が損なわれてしまっているのかもしれない。
意識的な再構築か、自然に触れることによる無意識の充電が必要なのかもしれない。