書くよりも書かれるほうがいいかもしれない。
目的への直接性は楽しくもあるけれど、
近すぎる目的は自分の世界を小さくする。
書くことを目的とするよりは、書かれることを目的としたほうがもうちょっと遠くまで感じられる。
語るよりも語られる存在でいること。
命を固めた言葉を陳列するのではなく、
相手の中で生きる命を贈ること。
形にして自分から引き離してしまわないでいい。
伝えた言葉が相手のなかで育ち、形を変えて外に出てくるかもしれない。
(ただ、多分そのまま引用されているのでは、
本当は受け止められてもいないのだと思う)
受け手の中で、生き、育つ命の種を送ること。
メッセージとはそういうものだと思う。