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誠実に生きる

新年の計をたてながら

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世界観、価値観、規範、目標を凝結させるときは
慎重でありたい。

枠の固定化は、外部、新しいものへの感受性を阻害するし
成長力や柔軟性、受容性を縮めてしまうことがある。

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もちろん確固たる考えを持つことは強さである。

強さとは、弱さへの回路を閉じることである。
自分に対しても、他者に対しても。

弱さから逃げたものは”強い”。
そしてその強さで、弱いものを容赦なく踏みつぶしていく。
自分自身のやわらかい魂さえ踏みつぶしていく。

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 この世界を豊かに成長させているのは
 弱さであるということを学ばなければならない。

 自分を豊かにするのも自分自身の弱さによってである。
 弱さを失ってはならない。

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弱さを引き受けながら、
強者とも共存するだけの
たくましさを持たなければいけない。

血肉をえぐられても倒れてはいけない。
それを恐れるあまり殻を閉じてもいけない。
まして自ら牙をむいてはいけない。

バランスを崩さず懐を大きく構える。

固化の弊害を最小限に抑えて軸を定める。
なるべく多くを包み込む大きさを持つ。

開かれた大きな規範を骨格として
自分を保ち、成長させていく。

弱いまま、豊かに大きくなる。

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激動する環境や邪悪の渦巻く社会で、開かれた弱さを保つ。
(変化も邪悪も弱さの表れなのだから)

おそれるべきは、その濁流のなかで
自分がどうありたいか、までが見失われ、損なわれることである。

大きな「規範」が弱い自分を支えてくれる。
いつもこだわる必要はない。他者に期待する必要もない。
仮構でいい。堅牢な一貫性を持つ必要もない。

ただ、自分が逆境や窮地に陥った時に
大事なことを思い出すための役に立つように。
自分の核までが損なわれないように。

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自分の人生で大切にしたいこと、
価値観を言葉に


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普段は読まなくてもいい。
倒れそうになったときの杖になればいい。

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大事なことさえ忘れなければ
人生の困難の多くは乗り越えられる。


弱いままでも大きくなれる。
強さに逃げてはいけない。

弱いからこそ大きくなれる。


誠実に、ただただ誠実に
by kuniakimat | 2011-01-03 08:18
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