大組織で働くようになって5年、人事、特にチームに誰を入れるか、が
組織の成功の決定的な要因であるという、当たり前のことを実感している。
言うまでもなく、力と心が両方なければ仲間にはなれない。
■能力
○成果能力 「力」
企画力(有効な答えを出す力)
コミュ二ケーション、調整力
■信頼
○責任意識 「誠」
知的誠実性
結果自責性
○忠誠 「絆」
信頼、信奉、共感
(利害をこえて組織を高めるか、利用しているだけなのか)
ここ数年でいくつも組織を立ち上げ、たくさんの人を採用してきた。
結果として今、感謝しきれない仲間に恵まれて、信じられないような幸運だったなと思っている。
一方で人材の見定めは簡単ではないなあと思い知ることもあった。
ーーー引用ーーー
欺瞞上手な偽プロフェッショナルの矯正可能性について
①緻密な空論の提案 (現実感覚、相場観の欠如)
②雄弁な盗用プレゼンテーション
③器用な自己正当化
④スピーディで無意味なプロジェクト
⑤大きな宣言効果の結果無責任
組織において個々の人材の本質を見抜くのは容易でないということなのか、
偽者が重用されてしまうことは少なくない。
スピード重視の会社では①~④だけで要職について影響力をもつことがある。
だが、事業会社ならだいたい2年も働けば結果は現実として顕れる。
地頭が悪いわけではなく、結果まで背負う実質を知らないことで傲慢になっているだけの場合も多い。
そのような若者に対し実地での経験をさせ、実社会で貢献できる人材に育て上げられるかどうか。
増長した人間は失敗しないと気づけないものなので、
⑤までは育成コストとして一回り自由にやらせる(失敗させる)。
その結果をに向きあって、逃げずに謙虚に学ぶ軌道に移行させられるかが、指導者としての手腕なんだろう。
(ただ、組織に大きな不利益を残しながら、
⑥平気な顔をして次のカモのもとへ飛び立っていく
ホッパーたちが少なくないのも現実だ。)
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