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コミュニケーションの意図

ーーーレベルの低い話ーーー

最近、テレビでも本でも話し方がどう、とかいう内容が流行っているみたいだけれど、
たしかに、コミュニケーションの効率を上げるのに役立つのかもしれないけれど、

いや、その前にさあ、効率を考える前にさあ、
コミュニケーションの目的をちゃんとしようよ。

上手に、堂々と、きれいなロジックで、もっともな内容を、切れ味よく、話すのはいいんだけどさ、
それ、何で言いたかったの?

その場をより価値あるものにしようと思ってる?

人間の感覚は賢いから、意図がにごってたり、ずれてたりすると、すぐ分かっちゃうよ。
言語以外の方が多くを伝えてる(9割以上)、ってよくいう話もあるし。
それが、対面でなく、メールやチャートでも意図って伝わってしまうもんだよ。

え、何?つまり、相手の説明は完全じゃないことに気付いたってことを伝えたいの?
え、何?つまり、自分の関心は、もっと先端を行っていて、そんなベーシックは知ってるって伝えたいの?
え、何?つまり、僕は、こんなにすらすらとみんなの前で話せる積極的なビジネスマンだって伝えたいの?
え、何?つまり、僕の関心はもっと深遠で、、、

そんな意図は見え透いているし、それが正確にどんな意図か言い当てられないにしても
その場に価値を付加する意図でないことぐらいすぐ分かります。

プライベートも仕事も関係なく、当たり前のことだと思うけれど、
仕事に限っていうと、少なくとも、場の価値を高める発言をしましょう。
それは、必ずしも、本音をそのまま質問にしろというわけではなくて、

・みんなの理解が共通していることを確認し、その後の言語共有のために
 「それって、こういうことだって考えていいんですかねえ」
・それが明確になっていないと、次に進むときに誰かが困ると分かっているときに
 「だとすると、こうこうこうしようとしたときに、これはどう考えたらいいんでしょう」
・自分がそこでの議論を踏まえて行動を起こすときの理解のために
 「、、、

とかさ。

ーーー

美しい人生は、美しくないのだろうか
よくデザインされたものを退けたくなる気持ちは、どこから来るのだろうか

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by kuniakimat | 2005-04-21 23:38 | 表現・伝達観
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